老化により、発症してしまうケースの多い白内障。
もちろん他のケースもありますが、老齢動物には自然と白内障になってしまう事も多々あります。
犬は元から視力があまり良くない動物ですから、白内障になってしまい、早期に気づく飼い主さんというのは非常に少なくまた、素人では判断が難しいでしょう。
少し変だなと思ったら、犬の目の前にティッシュ等を1枚落としてみてそれを通常であれば目で追う動作をします。追わなければ獣医に相談してみましょう。
初発の白内障、未熟な白内障、成熟の白内障、そして最後に過熟の白内障とさまざまな過程があります。
症状の進行した段階ほど、手術をしても効果が上がらないケースが多くなります。
白内障の治療で最も問題となるのは、手術によって犬の視力が回復するかどうかということです。
この手術にはかなり高度な医療技術が必要で、手術の前には専門的な検査が必要となります。
たとえば科学的に手術が適用かどうかを判定するには、「電気網膜図」や眼内用の超音波診断装置を参照すると役に立ちます。
しかし、全国の動物病院でも、そのような器械を備えているのは10〜20院程度と思われます。 どのように対処していくかを飼い主様が選択してあげてください。
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